中小企業のホームページ開設率は92%を超え、大企業に限らずホームページは必須の時代となりました。
しかし、ホームページをうまく運用できている中小企業は多くはありません。
この記事では、中小企業が集客できるホームページを作成する方法や、ホームページの運用で失敗しないための方法について解説します。
- 中小企業にホームページが必要な理由
- 中小企業がホームページの集客で失敗する原因
- 自作した方が良いのか?制作会社に依頼した方が良いのか?
- 中小企業のホームページはデザインが重要?
- ホームページで集客するためのコツ
これからホームページを制作しようと思っている中小企業も、既に運営しているけど集客に活かせていない方にも参考になる記事です。
目次
中小企業にホームページが必要な理由とは?
中小企業にとって、ホームページを運営しているかいないかでは、業績に大きな違いが生まれます。
公的機関から発表されている調査結果に基づいたデータを参考にしながら、中小企業がホームページを持つべき理由について解説していきます。
中小企業のホームページ開設率
参考:「通信環境を活用した 生産性向上策に関する実態調査」報告書
まずはじめに中小企業のホームページ開設状況について見てみると、全体を見ても92.6%の企業がホームページを開設していることがわかります。
現代ではほとんどの企業がホームページを持っていて、ホームページを運営していることがスタンダードとなっています。
従業員数別の開設率を比べると10人以下の企業が最も低く、84.1%の開設率でした。
10人以上の企業に比べて10人以下の企業の開設率が低いのは、Web専任の従業員を配置する人的余裕がないことが要因だと考えられます。
▼ HP制作で使える補助金
ホームページ作成で使える補助金・助成金まとめ【2020年度】小規模事業者持続化補助金でHP制作
情報を発信することで信頼を得ることができる
中小企業がホームページを持つべき理由として最も重要なのが、「信頼を得ることができる」ということですね。
中小企業の場合、名前も聞いたことのない企業が多いので、取引前に「どんな会社なんだろう?」と、必ずホームページをチェックをされてしまいます。
- 何をやっている会社なのか
- 実在する会社なのか
- どんな人が働いているのか
- どんな実績があるのか など
その時にホームページがなければ、その会社に対して不信感を抱くことになるでしょう。
商売においての肝は「信頼される事」だと思いますが、ホームページでしっかりと情報を発信することで、信頼を得ることができます。
特に企業間取引の多いBtoB企業なら、ホームページで情報を発信していく重要度は増すはずです。
BtoB企業のWebサイト制作が得意な会社8選!おすすめのホームページ作成会社【2024年版】また、常に最新情報に更新できるのも、ホームページを持つ大きなメリットですね。
カタログやパンフレットなどの紙資料であれば、古くなった情報を書き換えることはできませんが、ホームページなら手軽に更新することができます。
加えて、印刷や配達にかかるコストも削減することができるのです。
ホームページの情報が更新されずに古いまま放置されていると、逆に不信感を与えることもあります。
ホームページを運営していくからには、定期的な更新が必要です。
営業マンに代わって24時間365日休まず営業してくれる
中小企業を対象とした日本商工会議所の調査によると、人員の過不足状況について以下のような結果がでました。
不足している | 1,682社 | 60.6% |
---|---|---|
過不足はない | 995社 | 35.8% |
過剰である | 63社 | 2.3% |
無回答 | 36社 | 1.3% |
合計 | 2,776社 | 100.0% |
全体の6割が「不足している」と回答していて、中小企業の人手不足の問題が浮き彫りとなっています。
そんな人員不足に悩む中小企業にとって、救世主のような存在がホームページなのです。
ホームページは、24時間365日休むことなく、営業マンに変わって丁寧にサービスの案内をしてくれます。
お問い合わせフォームがあれば、24時間受付の対応もしてくれるでしょう。
しかも、商圏にこだわることなく、日本全国の多くの人に見てもらうことができるのです。
24時間休むことなく日本全国を同時に営業し続けるなんて、スーパー営業マンでも不可能ですよね。
会社や商品の魅力についてコンテンツに落とし込んでしまえば、あとは興味のある人が自ら訪れくれて、整理した情報を熟読してくれます。
画像や動画を使って、視覚的にわかりやすく情報を伝えることもできるでしょう。
人員不足に悩む中小企業だからこそ、ホームページは必要不可欠なツールなのです。
ホームページがあれば、大幅に営業コストを下げながら、営業力を強化することが可能となります。
▼ 個人事業主のHP制作についてはこちら
個人事業主向けホームページ制作!格安で集客できるWebサイト作成
費用を抑えて広告・宣伝をすることができる
今までの宣伝方法といえば、テレビ・ラジオのCM、看板、折込チラシ、中吊り広告、雑誌広告、DMなど、莫大な費用がかかるものばかりでした。
中には大企業しか取り組めない宣伝方法が多くあり、中小企業が取り組める宣伝方法は限られていました。
しかしホームページさえあれば、ネットを使ったあらゆる宣伝方法が可能になります。
また、検索結果で上位表示することができれば、広告費をかけることなく集客をすることもできるのです。
上位表示し続ける限り、無料で集客し続けることができます。
長期的にみても、ホームページでの集客は圧倒的にコスパの高い集客方法です。
検索結果で上位表示を取ることに会社の規模は関係ありません。
中小企業でもSEO対策をすることで上位表示できる可能性は大いにありますよ。
新規顧客を獲得することができる
ホームページで情報を発信していくことで、潜在顧客にアプローチすることができます。
不特定多数に届ける宣伝方法と違い、コンテンツマーケティングでロングテールキーワードを狙っていけば、ピンポイントで興味がある人に向けて届けることができます。
見込み客に対してコンテンツを提供することで、濃いお客さんを呼び込むことができるのです。
無理にお願いして話を聞いてもらう強引な営業とは違い、自らその企業について知ろうとしてくれるユーザーが閲覧するため、企業の情報についてより深く理解してもらえます。
しかも商圏に縛られることもないので、低リスク、低コストで全国から新規顧客を獲得することができます。
売上の増加が期待できる
経営をしていく上で重要な「売上」ですが、調査の結果からも、ホームページを活用することで売上にも良い影響を及ぼすことが証明されています。
ホームページを通じて販売した際に得た情報の活用別、前期の決算
参考:「通信環境を活用した 生産性向上策に関する実態調査」報告書
ホームページを活用している企業と活用していない企業の「黒字の割合」を比較すると、ホームページを通じて得た情報を活用している企業は「81.3%が黒字」なのに対して、活用していない企業は「65.9%が黒字」という結果になりました。
ホームページを通じて得た貴重なデータを活かすことで、黒字となる可能性はグッと高まるということがわかります。
ホームページを通じて販売した際に得た情報の活用別、売上高の増減
参考:「通信環境を活用した 生産性向上策に関する実態調査」報告書
次は「売上高」の比較ですが、売上を見ても、ホームページで販売した際に得た情報を活用している企業は「47.6%が増加」したのに対して、活用していない企業は「40.5%の増加」にとどまっています。
売上高でみても、ホームページで得た情報を活用すると、増加する傾向があることがわかりました。
ネットショップ開業サービスのおすすめ9選!無料有料の違いや選ぶ時のポイント【2024年】IT投資有無別の企業の売上高
IT投資をしている企業としていない企業の直近3年間の売上高の比較では、全体をみてもIT投資アリの企業は「2,369百万円の売上高」に対し、IT投資ナシの企業は「1,240百万円の売上高」となりました。
どの業種を見ても、IT投資をしている企業ほど売上高が多いことがわかりますね。
その売上高も倍ほどの差がありますので、いかにIT投資が重要であるかが裏付けられました。
しかし、これだけでは売上が多い企業がIT投資をしているだけで、その投資額が回収できたかはわかりませんよね。そこで経常利益率も比較していきます。
IT投資有無別の企業の売上高経常利益率
IT投資有無別の売上高経常利益率を見ても、IT投資をしている企業ほど、経常利益率が高いことがわかります。
全体ではIT投資ありの経常利益率が3.0%に対し、IT投資なしが2.7%。
どの業種で見ても、IT投資ありの企業の方が経常利益率が高いことがわかります。
自社ホームページの開発・活用の効果
営業力・販売力の強化 | 52.9% |
---|---|
売上の拡大 | 40.4% |
顧客満足度の向上・新規顧客・新市場開拓 | 37.8% |
従業員意欲・能力向上 | 10.5% |
社内の情報活用の活発化 | 9.3% |
製品・サービスの高付加価値化 | 9.1% |
企業間連携の促進 | 6.3% |
ノウハウ等の明示化・共有化 | 4.3% |
利益率・生産性の向上 | 3.3% |
コスト削減 | 3.2% |
業務プロセス合理化・意思決定の迅速化 | 2.1% |
リスク対応・セキュリティ対策 | 0.9% |
在庫圧縮・省材料化 | 0.7% |
実施したが期待した効果が得られなかった | 13.9% |
参考:中小企業の成長と投資行動に関する調査
自社ホームページを持つことで得られた効果の上位には、「営業力・販売力の強化が52.9%」「売上の拡大が40.4%」「顧客満足度の向上・新規顧客・新市場開拓が37.8%」などの項目が上げられました。
やはり、ホームページを運用することで、新規顧客を開拓して売上が上がるという効果を実感している企業が多いようです。
ホームページは、売上を増やす意味でも、中小企業には欠かせないツールですね。
採用活動の求人にも役立つ
ホームページでは多くの求職者にアピールできるため、人員不足に悩む中小企業にとって、採用活動においても大きなメリットがあります。
就職活動を行う上で、企業のホームページは必ず確認されます。
会社としての方針や理念、従業員の待遇を発信していくことで、求める人材とのミスマッチも起こりにくくなり、求めている人材が応募してくれるでしょう。
また、求人サイトなどの媒体に出稿する費用を削減できるメリットもあります。
採用サイト制作会社10選!おすすめの人材リクルートのホームページ作成会社【2024年版】中小企業におけるIT投資の重要度
中小企業におけるIT投資の重要度は、62.4%が「重要である」と答えました。
6割以上が重要であるとの認識のようですが、一方で、まだ重要であると認識していない企業が約4割もいるということですね。
ここまで読んでもらった方には、ホームページを持つことで得られるメリットや、IT投資の重要性を十分に理解していただいていると思います。
売上高や効果などのデータを見ても、IT投資をした方が有利なのは疑いようのない事実です。
まだ約4割の企業がその重要性に気が付いていないと思うとチャンスですし、今のうちにIT投資をしてライバル企業に差をつけておきましょう。
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格安ホームページ制作でSEOに強いWebサイトを作成!費用を抑えたおすすめの集客HP依頼会社
中小企業のホームページはデザインが重要?おしゃれ優先?
ホームページを制作する際に、とにかくオシャレなホームページを望む人は多いですが、結論から言うと、ホームページ制作において重要なのはデザインではありません。
そもそも、ホームページを制作する目的はなんでしょうか?
- 集客するため
- サービスを知ってもらうため
- 商品を購入してもらうため
実は、スタイリッシュでかっこいいデザインのホームページでは、目的を達成できないことが往々にしてあります。
デザインの役割
Webデザインは、情報を伝えるための補完的役割を果たすものです。
デザインは「おしゃれ」「かっこいい」よりも、「情報が伝わりやすい」「読みやすい」など、読者視点に立って作成してください。
目立つデザインは印象に残りますし、会社のブランディングにはなります。
全く同じ情報を発信できるなら、デザインが良いに越したことはありませんが、多くの場合はデザインを重視するとユーザービリティを損う結果になりますので、注意してください。
デザインを重視すると情報量が少なくなる
デザインを重視して作成すると、テキストボリュームの少ないサイトになりがちです。
ゴチャゴチャ文字がいっぱい書いてあるよりも、少ないほうが「美しい」と感じるものですよね。
デザインを追求すればするほど、デザインを損なう文章を省いたりメニューを英語表記にしてみたりと、情報としては伝わりにくい結果となります。
ホームページを作成する目的が何なのかに立ち返って、戦略を持ってホームページを制作する必要があります。
デザインよりもコンテンツにこだわろう
デザインばかりに時間やお金をかけて作成されたホームページでも、そのサイトを見つけてもらえなければ意味がありません。
SEOの観点で見ても、検索エンジンはまだまだ画像の情報をしっかりと読み取ることが難しいです。
テキスト(文字)にすることで、検索エンジンのクローラーにも正しく内容を伝えることができるので、検索結果での上位表示にも繋がります。
現状では、デザインに凝ったサイトを作成するよりも、濃いテキスト情報のコンテンツを発信していく方が、アクセスは増やしやすいでしょう。
使い勝手が悪かったり動作が重かったりと、ストレスを感じたりするようなユーザービリティの悪いデザインでは、すぐに離脱されてしまいます。
「Webユーザビリティランキング|トライベック・ブランド戦略研究所」を見ても、ユーザビリティが高いと評価されているサイトはシンプルなデザインが多いことがわかります。
Webユーザビリティランキング2020 企業サイト編を見ると、やはり上位サイトシンプルなデザインで、派手なアクションや動画を取り入れている企業は少ない。
トップページにはスライドショー、主要サービスがわかりやすいデザインが多い。https://t.co/xZXvUUlkhY
— WebClimb(ウェブクライム) (@WebClimbJP) January 31, 2020
動画や動きのあるデザインよりも、使い勝手が良く、わかりやすい設計の方が、利用者にとっては満足度が高いです。
自己満足にならないホームページを制作するようにしましょう。
▼ コンテンツSEOについて
コンテンツSEOとは?質の高い記事で集客するマーケティング手順
中小企業がホームページの集客で失敗する原因
残念ながら、ホームページの運用を始めたものの、失敗してしまうケースも多くあります。
集客に失敗してしまうホームページの運営方法には特徴がありますので、同じ轍を踏まないように参考にしてください。
ホームページが完成したら勝手に集客できると思っている
完成したら、勝手に集客できると思っている運営者もいます。
また、いくら「内部SEO対策された構造」で作成されたとしても、それだけで集客はできません。
必ず、コンテンツが必要になります。
ユーザーが知りたいコンテンツを提供せずに、外側だけが出来上がったところで、「検索結果で上位表示することはない」ということを覚悟しておいてください。
常にコンテンツのアイデアを出して、継続的な努力をしていかなければ、集客するのは難しいです。
内部リンクの正しい貼り方とは?最適化によるSEO効果や設置場所を解説更新をしていない
ホームページの更新頻度を調査したところ、以下のような結果がでました。
ほぼ毎日 | 1.9% |
---|---|
ほぼ毎週 | 5.0% |
ほぼ毎月 | 13.2% |
数ヶ月に1回程度 | 29.9% |
年に1回程度 | 17.9% |
数年に1回程度 | 19.9% |
まだ更新したことはない | 12.2% |
参考:「通信環境を活用した 生産性向上策に関する実態調査」報告書
ホームページの更新頻度の調査結果を見ると、
「まだ更新したことはないが12.2%」
「数年に1回程度が19.9%」
「年に1回程度が17.9%」
となっています。
更新が少ないほど、アクセス数も少なくなる傾向がありますので、年に1回程度の更新では少ないです。
本業がありますので忙しくてWeb運営まで手が回らないことは多々あるとは思いますが、最新の情報にアップデートできる体制を整えていく必要があります。
成果が出なくて諦める
検索エンジンに評価されて上位表示されるには、時間がかかり、即効性はありません。
特に新規のサイトではサイト自体の評価もないため、グーグルに評価されて上位表示されるまでには、時間がかかってしまいます。
一生懸命がんばって記事を書いても、アクセスは増えず、心が折れてしまいそうになることもあると思います。
しかし、継続すれば力になると信じて、お客さまが興味のある情報を発信し続けてみてください。
必ず、反応がある記事が生まれます。
数をこなすことで、反応が良いコンテンツの作成方法がわかってきます。
すぐに成果が出ないからと諦めてしまうようでは、Webでの集客は難しいです。
すぐには結果が出ない、上位表示するまで数ヶ月はかかるものだと、覚悟しておいてください。
▼ Web集客について詳しくはこちら
Web集客の種類と方法!インターネットでサイト流入を増やす施策
集客効果の即効性が欲しい場合は、リスティングなどのPPC広告が良いでしょう。
出稿型広告の場合、赤字になってしまうリスクもありますが、すぐに反応が見れるため対策もたてやすいです。
アクセス解析をしていない
参考:「通信環境を活用した 生産性向上策に関する実態調査」報告書
アクセス解析の有無を調べたところ、「している」は36.1%にとどまり、なんと「していない」が63.9%にも登りました。
アクセス解析は貴重なデータが集められる非常に重要なツールです。
設置していない企業は、すぐにでもグーグルアナリティクスやサーチコンソールを設置して、ユーザーのニーズとウォンツを把握できるようにしておきましょう。
アクセス解析からユーザーがどのような行動を取っているのか分析して、コンバージョンしやすいように設計していく必要があります。
- どんな検索キーワードで流入したか
- コンバージョン率はどれくらいか
- どのページが良く見られているか
- 何人に閲覧されているか
- どんな媒体から流入しているか
- どの場所からアクセスしているか
- 滞在している平均時間は何分か
- 一人で何ページ見ているか
これらの結果を見て、訪問者のニーズとウォンツを読み解いていきます。
どれだけ投資して良いホームページを制作しても、その効果を測定しないと改善することもできません。
アクセス解析を元にPDCAを回すことで、ホームページのどんどん最適化されていきます。
「とりあえず」で制作する
特にホームページを持つ必要性も感じずに、とりあえずで制作したホームページで集客するのは難しいです。
- 周りがみんな作っているから
- 一応あった方がいいと思って
ホームページができたからと言って、すぐに集客できる訳ではありません。
ホームページ集客で成功するためには、反応がない時から日々コンテンツをアップデートしていく忍耐が必要です。
明確な目的やビジョンがなくては、途中で投げ出しかねません。
目的を持って制作することで、運営方針の道筋も見えてくるでしょう。
間違ったSEO対策をする
ネットでSEO情報を調べてみると、ブラックハットSEOなど様々な手法を知ることになると思います。
知識もなくこういった危うい手法に手を出すと、グーグルからペナルティを課せられ、今まで積み重ねてきたものが全て水の泡となることもあります。
最近では手動ペナルティにならずとも、アルゴリズムで自動的に検索結果から排除する技術が益々上がっています。
アルゴリズムの穴を見つけて裏技的に上げようとしても、すぐに対策されると認識しておいた方が良いでしょう。
それまでの努力を無駄にしてしまわないように、グーグルガイドラインに準拠したサイト運営が望ましいです。
中小企業がホームページの集客で成功するためのコツ
ホームページ運営を成功させるためにはどうすれば良いのでしょうか?
ここからは成功するためのコツをお伝えします。
集客できるホームページ制作の方法!自社サイトの集客で成功するコツ目的を持って作成する
ホームページは行き当りばったりで運営するのではなく、目的を持って制作することが大切です。
- 会社を知ってもらうため
- 商品を買ってもらうため
- 情報を知ってもらうため
サイト全体、ページごと、それぞれに目的をもって作成しましょう。
目的が定まれば、情報の伝え方もデザインも統一されてくるはずです。
競合他社を分析する
ライバル企業や、検索結果で上位表示しているライバルサイトは必ずチェックしてください。
3C分析を行えば、市場の規模や成長性と、自社、競合他社を客観的に比較することができます。
- Customer(市場・顧客)
- Company(自社)
- Competitor(競合他社)
比較することで、自社の強みや打ち出したい戦略が見えてくるはずです。
会社の得意分野、強みをアピールして、独自性を出しましょう。
対策する検索キーワードが「○○+地域名」のような地域キーワードの場合は、商圏が違っても競合の多い都市圏のキーワードで調査すると、上位表示しているサイトが参考になりますよ。
ランチェスター戦略で勝つ
大手企業を強者とすると、中小企業は弱者です。
弱者の戦略として有名なランチェスター戦略は、Web集客でも大いに活用できます。
テールキーワードを使ったコンテンツマーケティングを行えば、大規模サイトに勝つこともできるでしょう。
まだ大規模サイトが攻めていないニッチ市場を狙うのも良いです。
いきなり大規模サイトを作るのはリスクが高いので、始めは必要最低限のページ数から作成し、徐々に追加していく方法がおすすめです。
SEO対策をする
SEO対策をして、検索で上位表示しないことには、潜在顧客がホームページに訪れることもありません。
SEOなら無料で集客をすることができるので、資金力のない中小企業でも取り組みやすい施策になります。
▼ 格安SEO対策コンサルについてはこちら
神戸の格安SEO対策コンサル【初期費用無料】Google検索順位を上げる施策
中小企業のHP制作は依頼するか自作のどっちが良い?
極力費用をかけずにホームページを制作したい企業であれば、自作することも検討するのではないでしょうか?
そこで、自作する場合とHP制作会社に依頼する場合のメリット・デメリットを比較してみましょう。
ホームページの制作方法は?
中小企業を対象に、ホームページの制作方法を調査した結果は以下のようになりました。
参考:「通信環境を活用した 生産性向上策に関する実態調査」報告書
「すべて外注した」が47.7%
「すべて社内で制作した」が34.8%
「一部外注した」が17.5%
約半数がすべて外注しており、すべて内製している企業は35%ほどです。
1990年代は自作している企業が半数ほどいたのに対して、年々外注化する企業が増えてる傾向があります。
全て自社で制作するりも、コスト面、機能面など、費用対効果を見ると、社外に依頼する方が効率が良くなることが多いです。
ブログでHPの代わりに集客できる?
無料ブログをホームページの代わりにしている企業もありますが、おすすめはできません。
無料ブログをメインに使うのはデメリットが多いので辞めておきましょう。
- 会社のイメージを損なう
- 削除されるリスクがある
- サービスが終了すれば全てを失う
- カスタマイズがしにくい
- 独自ドメインじゃない
- 商用利用できない場合がある
- 移転が困難
- SEOで弱い
Amebaブログ/FC2ブログ/livedoorブログ/はてなブログ/gooブログ/note/Blogger/楽天ブログ/など
無料ブログをメインにするのはおすすめできませんが、自社が運営するホームページの下層にブログやコラムを入れるのはおすすめです。
自社サイト内であれば資産となりますし、集客の面でも効率的。
情報の過不足を補うのに自サイト内で解決できれば理想的ですし、サイト回遊率も上がるので、ぜひやっていきたい施策ですね。
ブログで集客するコツ!集客を邪魔する「3つの壁」を打ち破る方法サイト制作ツールを利用して自作する
最近では、直感的に操作ができて、手軽に自作のホームページを作ることができるサイト制作ツールが多く登場しています。
ウェブサイトビルダー/Jimdo/Wix/ペライチ/グーペ/ホームページビルダー/など
しかし無料ブログと同様に、企業が提供している制作ツールへの依存は、突然退会させられたりサービスが終了したりするリスクからは逃れられません。
WordPressのようなオープンソースCMSであれば拡張性もあり、依存性もないので、中小企業にはおすすめの制作方法と言えます。
【2024年】無料ホームページ作成ツールのおすすめ9選!自分で簡単にサイトが作れるフリーソフトを比較中小企業がHPを自作するメリットとデメリット
自社で制作をする場合のメリットとデメリットには、以下のようなことがあげられます。
- 最低限の出費だけで作成できる
- ホームページ作成の知識がつく
- 時間がホームページ作成に奪われる
- ホームページ制作の勉強をしなければならない
- 歪な構造のHPになる場合がある
- エラーやバグの修正できない
- SEOなど集客がうまくできない
制作会社に依頼するメリットとデメリット
制作会社に依頼することのメリットとデメリットは、以下のようなことがあげられます。
- 制作を任すことができるので本業に集中できる
- クオリティが高い
- 運営方法をアドバイスしてもらえる
- 料金が高額になる
- 自分で更新するのが難しい場合もある
中小企業には格安ホームページ制作サービスがおすすめ
「格安ホームページ制作サービス」なら、中小企業にとって必要な機能を豊富に搭載しながらも、格安料金で運用していくことができます。
中小企業におすすめの理由は、具体的に以下の通りです。
大きな予算をかけることなくホームページを制作することができる
ホームページを制作会社に依頼した場合、30万円~が相場です。
格安HP制作サービスなら、初期費用7万円、月額7,800円~だけで、大きな費用をかけることなく運営をはじめることができます。
最低契約期間などの縛りはなく、いつでも解約できるため、リスクも少なくはじめられます。
社内にWebに詳しい人がいなくても運営することができる
中小企業には人員不足の問題を抱えている企業が多いですが、格安HP制作なら更新もメールで伝えるだけなので簡単です。
ホームページの更新方法をわざわざ社員が習得する必要もありません。
データベースの更新や、バックアップなどの運用・保守管理も日々代行していいますので、余計な仕事が増える心配もなく安心です。
制作後のサポートがあるので、Web運営に割くリソースを抑えることができます。
Web集客のノウハウを自社に取り込んでいくことができる
スタンダードプランであれば、毎月Web集客のレポートを提出します。
Web集客で実績のあるWebClimbが正しい方向へと導いていきますので、限りあるリソースを有効に使ってください。
中小企業向けホームページ制作のまとめ
中小企業はホームページを運営することで「信頼感」を得ることができます。
調査データの結果を見ても、ホームページが売上などの利益に貢献することは間違いありません。
ホームページへの投資は、リスクが少なく費用対効果も高い施策なので、まだ導入していない企業はすぐにでも取り入れた方が良いでしょう。
ホームページは育てていくものと理解して、継続的に更新していくことが大切です。
小さく始めて大きく育てられるようにしましょう。
格安ホームページ制作サービスなら、中小企業にピッタリのサービスが搭載されています。
少しでも気になる方は、まずはお気軽にお問い合わせください。